業務アプリ開発講座

講座のテーマ

独習テーマとして書店販売システムが向いている理由

独習でプログラミングを勉強する際にネックになるのが学習用にデータを揃えることが難しいという点が挙げられます。業種によってデータは様々ですし、その業界にいないとどういうデータが存在するのかさえ分かりません。その点、書籍データはAmazonのWeb Serviceを使用すると自分の手持ちの書籍のバーコードから書籍情報を取得してデータ化することも可能ですし、コード体系も決まっていて、そのデータも公開されています。

実際の書店は取次といって書籍の問屋さんとデータを連携する必要がありますし、パッケージソフトやASPがすでにたくさん存在します。取次が用意しているシステムをそのまま使用する場合のあるでしょう。ですので書店単独でその書店専用のシステムを一から作るということは現実にはないと思われます。とはいえ独習するのに大変向いているテーマなのです。

お店を観察してみよう

システムやプログラミングを学習する上で実際にお店へ行って店員さんがどのような仕事をされているかを観察してみることは多いに役立ちます。レジの画面がどうなっているとか、店員さんがレジを打つ前にスタッフカードのバーコードをバーコードリーダーで読み取っているとか、お客様から問い合わせがあった場合、どうしているとかなど店員さんの動きを観察していると業務の一部が見えてきます。どんなシステムを使っているかも観察されます、観察しつつここをこうシステム化できないかというアイデアが浮かんだらそれはSE(システムエンジニア)へ一歩近づいたことになります。なぜならSEの仕事はお客様の問題をどうシステム化するかを考えることにあるからです。

ちなみにPGはSEが考えた仕組みのうちアプリケーション部分をソースコードに起こすこと、PMはスケジュール内、予算内にプロジェクトが収まるように様々な調整を行うことが仕事になります。

複数プログラミング言語

「業務アプリ開発講座」では、サーバー言語にPHPとJavaの両方を学習します。2015年時点でもっとも普及している2代言語でしょう。講座で2つの言語を学習する目的は、学習障壁を下げることにあります。
開発・プログラミングの仕事では勉強も仕事のうちだと私は思っています。とにかく変化が激しい業界です。一つの言語だけで仕事ができるのは仕事を始めたタイミングにもうよりますが10年くらいだと思います。次々に新しい言語やパラダイムが生まれてきますので、新しい言語を学習すること自体を特別なことにしないことが大切です。普段から今自分がやっていること以外の何かに触れていると変化に対応しやすい体質になります。変化に強くなります。そのために初めから複数の言語に触れてしまいプログラミングというものに慣れてしまうことが有効なのです。PHPができるとか、C#ができるとかではなく、プログラミングができるというスキルになってもらいたいのです。

Web系の業務アプリで開発するとき構築するロジックは言語がどうであれ同じです。また、言語に用意されている機能のうち業務アプリ開発で使用するのは極一部ですし、同じ処理をするメソッド・関数名は言語が違ってもよく似ていたりします。ただ、言語によって多少方言があったり、できることできないことの制約が違っていたりしますので、そのあたりを踏まえれば、短期間に扱えるようになります。また、習得している言語が多ければ他の言語の習得がより簡単になってきます。

念を押すまでもなくたくさんの言語を習得することはそれ自体が目的ではありません、変化に強くなるためです


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