エキウム・カンディガンズ

ガーデニングをやっているとミツバチって特別な存在に感じます。もっとたくさん頻繁に来てくれないものかと、ミツバチを呼び寄せる花を探したところ、SUNRAINSOILという世界の珍しい植物の種を扱っているサイトの中に「蜜源植物」という言葉を見つけました。「蜜源」というくらいだからレンゲのようにものすごくミツバチが大好きな花なのでは、と飛びついたわけです。それが2013年秋。

種から大切に育て、3年目の2015年春、やっと花が咲きました。
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一つ一つの花は直径5ミリほどの小さな花です。株の姿がタワー型で大きく、8号鉢で育てて先端まで1.8メートルほどになりました。とても見応えがあります。ですが、肝心のミツバチは、というかほとんど虫が寄り付きません。がっかりです。育て方がまずく、蜜が全然できなかったのか、はたまたミツバチを寄せ付ける本来の匂いが弱いのかはわかりません。とにかく、完全に無視です。

花には、その花を特に好む虫がいるものですが、エキウムにはどの虫も寄ってきませんでした。

エキウムがたくさん生育していて他に花がないような環境やハウスなどではきっとパワフルな蜜源になるのでしょう。しかし、日本の春の庭です。他にもたくさんの花が咲いています。ミツバチの大好きなレンゲやノイバラがすぐ近くで咲いています。

ただ、花としては面白いと思いました。花穂の下から順に上に咲き進んでいき、そこで花が終わるのかというと一度終わったところからまた蕾が出てきて、春ほどではないにしろ夏中咲いていました。咲いた孫花穂は少しづつ伸びていき、花が咲いて、終わった花が落ちて、また蕾をつけてを繰り返しますので、株姿としては散漫な感じにだんだんなっていきます。

園芸店に一般的に売っている花にはない形で、庭にインパクトを加えると思います。地植えにできるのであれば、見応えはあるでしょう。でも、当初の目論見は失敗でした。

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